ビジネスエリートの必須教養 「世界の民族」 超入門
中国の人口の 92 % を漢民族が占め、残りは 55 の少数民族 中国が初めて統一されたのは紀元前 3 世紀の秦の時代 400 年の漢王朝の時代の文化を担った人々を中心に漢民族と呼ばれるようになった その次の晋王朝の皇帝も漢民族だったが、そのあとは漢民族以外の出自の皇帝による隋、唐、宋、元が続く 漢民族が中心なのは、人口の多さと漢字による文化形成 現在の中国では、漢民族以外への弾圧がある (国際問題にもなっている)
漢民族であるという意識はあるが、中華民族に組み込まれることには複雑な思いの人が多い 漢民族が本格的に台湾に住み始めたのは 17 世紀
国の権力は新たに中国から来た漢民族が独占し、もともと台湾に住んでいた漢民族は阻害された
今のイギリス領とアイルランド領には、古代からゲール語を話すケルト系の人々が住んでいた 1066 年にフランスにいたノルマン人に征服された
アングロサクソン + ノルマン が現在のイングランド人の原型
「唯一の公用語はフランス語」 と決めて、言語で国家の統一を図った 18 世紀ごろのドイツ各地には自治を認められた自由都市が複数あり、それぞれ独自の文化をはぐくむように
農奴制やそれに近い仕組みが 19 世紀まであった → 支配者に暮らしを良くすることを望む傾向 ウクライナはロシアのライバル (むしろ、「ウクライナこそロシアの本家」 との思いがある) その後も黒人は差別対象だったため不利な条件で働き続け、アジア系の移民も加わった 中国人に仕事を奪われるという意識が広がり、中国移民については法律で規制 → 代わりに日本人移民が増える
同様に敵国だったドイツ系やイタリア系の移民は強制収容されていないので、人種にこだわるところがあるのかもしれない